ロエーロ リゼルヴァ スレイヤ 2018 / カッシーナ フォルナーチェ-Cascina Fornace

ピエモンテ

¥7,920

Roero Riserva SREJA 2018

樹齢65~70年、第二次大戦後に植えられた、ロエーロ地域で最も古いネッビオーロの畑。一部ピエ ディ フランコ(自根)の畑果皮と共に20日間、セメントタンクにて醗酵。古バリックにて3年間、ボトル詰め後2年間の熟成。強烈な砂質、石灰質を持つスレイヤの畑。ロエーロの特徴ともいえる砂質のネッビオーロから感じる繊細さ、薫り高さ。魅力とポテンシャルを持ったワイン。

ネッビオーロの静かな強さと、しなやかな余韻

ロエロの砂質土壌で育つネッビオーロから造られるリゼルヴァ“スレイヤ”。力強さを前面に出すスタイルではなく、土壌由来の軽やかさとフィネスを大切にした1本で、時間をかけた熟成により、タンニンと果実が美しく溶け合っています。

香りにはドライチェリーやザクロ、熟したラズベリーといった赤い果実に、バラやスミレのフローラルなニュアンス。さらに紅茶やドライハーブ、リコリス、ほのかな土やスパイスの要素が重なり、ネッビオーロらしい奥行きのある香りが広がります。時間とともに香りが開き、より繊細で複雑な表情へと変化していきます。

口当たりはなめらかで、きめ細やかなタンニンがゆっくりと広がり、ロエロらしい軽やかな骨格とともにしなやかな構成を描きます。酸は過度に主張せず全体を支え、果実の旨みとともにバランス良く溶け込んでいます。余韻にはほのかな苦味とミネラル、スパイスが長く続き、飲み進めるほどに静かな深みを感じさせる1本。派手さではなく、じっくりと向き合うことで魅力が引き出されるネッビオーロです。

商品データ

生産地

イタリア / ピエモンテ

生産者

カッシーナ フォルナーチェ / Cascina Fornace

ヴィンテージ

2018年

ブドウ品種

ネッビオーロ 100%

タイプ

赤ワイン

容量

750 ml

インポーター

eVino

カッシーナ フォルナーチェ / Cascina Fornace

カナーレの町の西、モンテ ステーファノ ロエロ。初リリースが2011というまだ若いワイナリー。当主のエンリコとは、自然環境が残るこの町を愛し、ほぼ独学で自然農法を学ぶ。父の持つ1haと、周囲に点在する区画の狭い畑。近代の農業では非効率なこうした畑は、恵まれた地質、高樹齢であるにもかかわらず、放棄される現実。エンリコはこの放棄畑を借り、弟のエマヌエーレと共に無農薬・不耕起・無肥料栽培を行う。「自然環境が残り、樹齢も古く樹のバランスも取れてた畑では、必要最低限の手入れしか必要ないんだ。しかしその少しがすべて手作業なんだけどね。」と苦笑いするエンリコ。醸造については酵母の添加、温度管理を行わず野生酵母による醗酵。果実の純粋な香りや雰囲気そのままに、圧倒的な果皮の厚みと個性を持つアルネイス。これまで飲んできたロエロ アルネイスはなんだったのだろう?と驚きを隠せない。ロエロにも感じる酒質の柔らかさと味わいの複雑さ。若くも十分すぎる可能性を持った造り手の一人。

堅牢ともいえるロエーロの固定観念に逆らいつつも、土地への敬意を忘れない 栽培と 、純粋さ を 忘れない ワイン造り。2008年 、電気技師としての仕事に見切りをつけ、曾祖父の頃より続いてきたブドウ栽培を引き継いだエンリ ー コ カウダ。彼のちょっとした好奇心・興味よりスタートすることになったワイナリー「 Cascina Fornace カッシーナ フォルナーチェ」は カナーレの西、サントステーファノ ロエーロの南 に位置する。父の代まではブドウ・果実の栽培農家として営んできた。比較的山間部に位置していることも あり 、 銘醸地としては珍しく 波多江の周囲は 手つかずの森林に囲まれている。理由は 採算性が悪い(細かく区切られているため、作業効率が悪い。 そして急斜面のため大型の耕作機械も使えない。)という現実的な理由。 ロエーロと呼ばれる地域の特徴ともいえる強い砂質は非常に崩れやすい、そして Terre Bianche とも呼ばれる強い石灰質。樹齢60年という高樹齢(第2次大戦後に植えられた畑)のアルネイ ズ 、ネッビオーロが植わっていながら、後継者問題や作業効率、そして一番の問題である過疎によって、放棄されてしまった畑が点在している。

収量制限がほとんど必要ないくらいの結実量(1ha/4t )、さらに樹のクローンも近代化されていない(果実の熟成に時間がかかる)。そして畑のいたる所で見られるピエディ フランコ(自根)、そして古典的なプロヴィナージュ。ロエーロ 周辺の強い砂質は、フィロキセラの繁殖を防ぐ役割も果たす。現在、新しく植樹している畑については、接ぎ木を行っていない。アルネイズ、フレッシュかつフルーティ、そんなイメージが定着しているブドウであるものの、それは本来の姿ではないと話すエンリーコ。「古い呼び名はネッビオーロビアンコ、古いクローンのアルネイズは、果皮が厚くタンニンを持っていて、長い期間樹上で熟成することができるブドウ。」、決して早飲みとして適しておらず、むしろ果皮の存在を表現することもできるだけの可能性を持っている。2008 年より、ごく僅かな収穫ながら実験的に醸造を開始、ボトル詰めをスタートしたのは2011ヴィンテージより。生産量は合計4000本という少なさに驚愕する。

醸造は、ブドウのもつ特徴を純粋に表現することを基本に、段階的に醸造的介入を減らしていこうと考えている。アルネイズは9 月末~10 月上旬にかけて収穫。一部分においてマセレーション(果皮浸漬)を行い、酵母添加・温度管理を行わずに醗酵を促す。圧搾後、ステンレスタンクに移しアルコール醗酵、途中温度管理等行わずにそのままステンレスタンクにて熟成を行う。アルネイという果実の持つ繊細な香りと骨格ある酒質。十分な厚みとオイリーな質感、これまで味わったことがないかのような純粋なアルネイズを感じることができる。ネッビオーロは10 月中旬~下旬にかけて、収穫後セメントタンク内にて20 日間のマセレーションを行う。熟成は500Lの木樽にて24 か月の熟成。ネッビオーロの持つ奥行き、複雑さはそのままに、アルバでは決して見られない柔らかみと繊細さ、ロエーロという土地の持つ軽やかさ、女性的な印象を表現。土地の持つ可能性、古樹の可能性、ブドウの純粋さを直球的に表現するエンリーコ。まだファーストリリースでありながらも、それ以上の存在感と未来を感じさせてくれる造り手。

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