アルネイズ デザヤ スペシャルエディション 2015 / カッシーナ フォルナーチェ-Cascina Fornace

ピエモンテ

¥9,680

Arneis“Desaia” Special Edition 2015

果皮とともに5日セメントタンクにて醗酵。圧搾後木樽にて醗酵を終え12カ月の熟成。ボトル詰めし、瓶内で108か月の熟成。果皮と長い時間触れると、果実的なフレッシュさ、香りを失ってしまう、、。いや、失うもの以上にアルネイズのもつ柔らかい酸と豊富なタンニンを得ることができる。アルネイズの個性気付くきっかけとなったヴィンテージ。収穫から10年を記念して、昨年リリースされた、まさにスペシャルエディションです!

熟成によるアルネイズの奥行き

ロエロのアルネイズを長期熟成で表現した特別キュベ。“Desaya”の中でも特別に寝かせてリリースされるこの2015は、フレッシュな果実主体のアルネイズとは一線を画し、時間がもたらす旨みと複雑性を存分に感じさせる1本です。醸造はシンプルに行われ、澱とともにゆっくりと熟成。ナチュラルなアプローチのもと、ワインは静かに変化を重ねてきました。

香りにはドライアプリコットや熟した黄桃、カリン、蜂蜜のニュアンスに加え、ナッツやアーモンド、軽い酸化熟成由来のスパイス、紅茶のような落ち着いたトーンが広がります。さらに奥にはハーブや土、わずかな揮発的なニュアンスが複雑さとして寄り添い、時間とともに変化する表情が魅力的です。

口当たりは丸みがあり、酸は角が取れて穏やかに溶け込み、旨みとともにゆったりと広がります。アルネイズ特有のほろ苦さはより洗練され、余韻にはナッツやスパイス、ミネラルが長く続きます。若さの瑞々しさではなく、熟成によって引き出された滋味と静かな力強さ。食後やゆっくりとした時間に寄り添う、大人の白ワインです。

商品データ

生産地

イタリア / ピエモンテ

生産者

カッシーナ フォルナーチェ / Cascina Fornace

ヴィンテージ

2015年

ブドウ品種

アルネイス

タイプ

薄オレンジ

容量

750 ml

インポーター

eVino

カッシーナ フォルナーチェ / Cascina Fornace

カナーレの町の西、モンテ ステーファノ ロエロ。初リリースが2011というまだ若いワイナリー。当主のエンリコとは、自然環境が残るこの町を愛し、ほぼ独学で自然農法を学ぶ。父の持つ1haと、周囲に点在する区画の狭い畑。近代の農業では非効率なこうした畑は、恵まれた地質、高樹齢であるにもかかわらず、放棄される現実。エンリコはこの放棄畑を借り、弟のエマヌエーレと共に無農薬・不耕起・無肥料栽培を行う。「自然環境が残り、樹齢も古く樹のバランスも取れてた畑では、必要最低限の手入れしか必要ないんだ。しかしその少しがすべて手作業なんだけどね。」と苦笑いするエンリコ。醸造については酵母の添加、温度管理を行わず野生酵母による醗酵。果実の純粋な香りや雰囲気そのままに、圧倒的な果皮の厚みと個性を持つアルネイス。これまで飲んできたロエロ アルネイスはなんだったのだろう?と驚きを隠せない。ロエロにも感じる酒質の柔らかさと味わいの複雑さ。若くも十分すぎる可能性を持った造り手の一人。

堅牢ともいえるロエーロの固定観念に逆らいつつも、土地への敬意を忘れない 栽培と 、純粋さ を 忘れない ワイン造り。2008年 、電気技師としての仕事に見切りをつけ、曾祖父の頃より続いてきたブドウ栽培を引き継いだエンリ ー コ カウダ。彼のちょっとした好奇心・興味よりスタートすることになったワイナリー「 Cascina Fornace カッシーナ フォルナーチェ」は カナーレの西、サントステーファノ ロエーロの南 に位置する。父の代まではブドウ・果実の栽培農家として営んできた。比較的山間部に位置していることも あり 、 銘醸地としては珍しく 波多江の周囲は 手つかずの森林に囲まれている。理由は 採算性が悪い(細かく区切られているため、作業効率が悪い。 そして急斜面のため大型の耕作機械も使えない。)という現実的な理由。 ロエーロと呼ばれる地域の特徴ともいえる強い砂質は非常に崩れやすい、そして Terre Bianche とも呼ばれる強い石灰質。樹齢60年という高樹齢(第2次大戦後に植えられた畑)のアルネイ ズ 、ネッビオーロが植わっていながら、後継者問題や作業効率、そして一番の問題である過疎によって、放棄されてしまった畑が点在している。

収量制限がほとんど必要ないくらいの結実量(1ha/4t )、さらに樹のクローンも近代化されていない(果実の熟成に時間がかかる)。そして畑のいたる所で見られるピエディ フランコ(自根)、そして古典的なプロヴィナージュ。ロエーロ 周辺の強い砂質は、フィロキセラの繁殖を防ぐ役割も果たす。現在、新しく植樹している畑については、接ぎ木を行っていない。アルネイズ、フレッシュかつフルーティ、そんなイメージが定着しているブドウであるものの、それは本来の姿ではないと話すエンリーコ。「古い呼び名はネッビオーロビアンコ、古いクローンのアルネイズは、果皮が厚くタンニンを持っていて、長い期間樹上で熟成することができるブドウ。」、決して早飲みとして適しておらず、むしろ果皮の存在を表現することもできるだけの可能性を持っている。2008 年より、ごく僅かな収穫ながら実験的に醸造を開始、ボトル詰めをスタートしたのは2011ヴィンテージより。生産量は合計4000本という少なさに驚愕する。

醸造は、ブドウのもつ特徴を純粋に表現することを基本に、段階的に醸造的介入を減らしていこうと考えている。アルネイズは9 月末~10 月上旬にかけて収穫。一部分においてマセレーション(果皮浸漬)を行い、酵母添加・温度管理を行わずに醗酵を促す。圧搾後、ステンレスタンクに移しアルコール醗酵、途中温度管理等行わずにそのままステンレスタンクにて熟成を行う。アルネイという果実の持つ繊細な香りと骨格ある酒質。十分な厚みとオイリーな質感、これまで味わったことがないかのような純粋なアルネイズを感じることができる。ネッビオーロは10 月中旬~下旬にかけて、収穫後セメントタンク内にて20 日間のマセレーションを行う。熟成は500Lの木樽にて24 か月の熟成。ネッビオーロの持つ奥行き、複雑さはそのままに、アルバでは決して見られない柔らかみと繊細さ、ロエーロという土地の持つ軽やかさ、女性的な印象を表現。土地の持つ可能性、古樹の可能性、ブドウの純粋さを直球的に表現するエンリーコ。まだファーストリリースでありながらも、それ以上の存在感と未来を感じさせてくれる造り手。

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